市長ブログ(令和7年)

2025年2月17日 木製地球儀

木製地球儀

 2月14日(金)は、全国植樹祭記念事業として埼玉県内を巡回展示している「木製地球儀」の引渡し式を開催しました。

 この木製地球儀は、21世紀最初の全国植樹祭が開催された第52回山梨県大会の際に、植樹祭のシンボルとして制作されました。山梨県は埼玉県(秩父市)と隣接しており、甲武信源流サミットなど自然環境保護の取り組みを協同しておりますので、ご縁を感じます。この木製地球儀を通じて、私たち一人ひとりが自然を大切にし、未来の世代に美しい地球を引き継ぐための行動を考える機会となれば幸いです。

 秩父市の自然を守り、次世代へと引き継いでいくための取り組みは、特に子どもたちにとって重要です。私たち大人がその手本となり、循環型社会について考え、実行していくことが求められています。

 さて、2月14日からちょうど100日後には第75回全国植樹祭が開催されます。天皇皇后両陛下のご臨席のもと、全国各地から秩父市に多くの方が訪れる機会となります。環境保護への意識を秩父市から全国へ、皆さまと共に、特別な瞬間を迎えられることを心から楽しみにしています。秩父地域の自然を守り、次世代へと引き継いでいくために、一緒に歩んでいきましょう!

2025年2月17日

行政アドバイザ

 先日、秩父市行政アドバイザー委嘱式を開催しました。秩父市では、各分野において有識者を行政アドバイザーとして委嘱し、市政への提言をいただいています。

 藤村龍至氏は、東京藝術大学美術学部建築科の准教授として、多くの優れた業績を残されているほか、地域活性化プロジェクトにも数多く携わっています。歴史ある建築物を活かした魅力あるまちづくりや、官民連携によるプロジェクトの進め方についても豊富な経験と知見をお持ちです。

 美しい自然環境と豊かな文化遺産を有する秩父地域の魅力を最大限に引き出し、地域住民が誇りを持てるまちづくりを進めていくには、専門家の意見や助言が不可欠です。藤村氏には、これまでの経験を活かし、私たちの取り組みに対して新たな視点やアイデアを提供していただけることを期待しています。

 藤村氏をはじめ、各分野の有識者である行政アドバイザーと共同し、秩父市の魅力をさらに高めていきたいと考えています。


2025年2月14日

保護者懇談会

 先日、吉田こども園において、子育て中の保護者との懇談会を行いました。

 私たちの社会において、子育ては非常に重要な役割を果たしています。未来を担う子どもたちの成長は、地域全体の発展にもつながります。

 子育て中の保護者が日々行っている子育ての苦労や喜びは、私たち秩父市にとって大変貴重な情報であり、今後の施策に反映させるための重要な基盤となります。そこで、私自身がまず先頭に立ち、耳を傾け、皆さまの声をしっかりと受け止めるために、このような機会を設けました。保護者の率直なご意見やご要望をお伺いすることで、秩父市がどのように子育て支援を充実させていくべきかを一緒に考えました。

 子育て支援の充実を図るために、保育施設の整備や教育環境の向上、地域での子育て支援ネットワークの構築など、多岐にわたる取り組みを進めていますが、まだ道のりは半ばです。

 懇談会では、子育てと仕事の両立に関する悩みや子育て支援全般について、皆さまが抱える具体的な課題やニーズについてお話を伺うことができました。今回の懇談会で出た意見を参考にしながら、引き続き地域の特性を生かした施策を展開していく所存です。

 子育ては時に大変なこともありますが、その分喜びも多いものです。皆さまが安心して子育てできる環境を整えるために、秩父市も全力でサポートしてまいりますので、一緒により良い秩父市を築いていきましょう!

2025年2月14日

 2月25日(火)15時30から、歴史文化伝承館2階ホールにおいて、産官学連携セミナー特別講演会として理化学研究所の講演会が今年も開催されます。

 理化学研究所発のNPO組織との先端技術推進プロジェクトは、私が県議会議員時代から考えていた地域活性化の方策であり、全国の自治体で初となる取り組みが具体的な形となり、秩父市の未来に向けた大きな一歩を踏み出せたことを大変嬉しく思います。

 このプロジェクトは、理化学研究所の優れた研究成果と地元の中小企業の技術力を結びつけることを目的としており、地域の企業が先端技術分野に進出するための重要な機会を提供します。中小企業は、限られたリソースの中で新たな挑戦を続けており、その技術力を活かすことで付加価値のある新製品の開発や事業化が期待されます。このような取り組みを通じて、秩父市が持つ独自の資源や特性を最大限に活かし、地域経済の活性化を図ることができると信じています。

 今年は株式会社理研イノベーションのスタートアップ支援統括である半田敬信氏に「理化学研究所の研究成果と社会実装活動のご紹介、秩父市への期待」と題し、ご講演いただく予定です。氏の知見や経験を通じて、理化学研究所の研究成果と社会実装活動について学ぶことができる貴重な機会となります。半田氏の講演は、私たちが目指す先端技術推進プロジェクトの方向性を明確にし、さらなる発展に向けた道筋を示してくれることでしょう。講演が楽しみです!講演会

2025年2月13日

ドローン実証実験

 2月12日(水)に、KDDI、KDDIスマートドローン、ローソン、ちちぶ結いまち、秩父市の5者が協力し、ローソン店舗を活用したドローン配送の実証実験を行いました。この取り組みは環境省の事業にも採択されており、物流業界の課題解決およびCO2排出量の削減を目指しています。

 秩父市内の物流営業所から配送される荷物を、ローソン店舗や道の駅などの中継拠点(モビリティハブ)に一時集約し、そこからドローンや移動販売車両を活用して、個人宅までのラストワンマイル配送をすることを目指しています。

 実証実験では、ドローンがモバイル通信を利用した遠隔自律飛行で運行され、電波の届きにくい山間部では衛星ブロードバンドのStarlinkを活用することで通信環境が確保されます。この取り組みは、人手不足が深刻化する物流業界において省人化を図り、買い物困難者への支援にも寄与することが期待されています。また、物流業界は日本のCO2排出量の約2割を占めており、少量の荷物でも効率的に配送できるドローンの活用によって、CO2削減が見込まれています。

 秩父市では、災害時や観光渋滞などによって生活交通や物流の維持が困難な状況を解決するため、共同配送の取り組みを進めてきました。令和4年度には、中津川地区における県道の土砂崩れに伴い孤立した住民向けに、Starlinkを活用した国内初となるドローンによる定期配送を実施しました。中山間地では少子高齢化が進んでおり、生産年齢人口が減少しているため、特に物流業界では配送トラックのドライバー不足が顕著です。また、人口減少に伴い配送荷物も減少し、トラックの積載率が低下することで配送コストが膨らむという課題も抱えています。

 このような背景を踏まえ、本実証の効果を検証し、有効性を評価することで、今後のさらなるユースケースの検討やドローン配送の複数エリアへの拡大を目指していきたいと考えています。実証実験では、全国のモデルケースとなるよう引き続き協力していきたいとご挨拶させていただきました。私は、この取り組みが地域住民の生活向上に寄与し、秩父市のさらなる発展の一助となることを期待しています。

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2025年2月13日

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