昨年の9月に発生した土砂崩落により、県道の通行止めの影響を受けている大滝中津川地区でドローンを活用した物資の定期配送が昨日開始されました。
中津川地区への唯一の生活道路となっている林道は、積雪や凍結で通行が困難になる恐れがあります。
冬の間、市営住宅等に一時避難をしていただいた方もいらっしゃいますが、現在、中津川地区には6世帯6人の方が残っていらっしゃいます。
万が一に備え、食料や医薬品等をドローンを使って運ぶことはできないかと、昨年10月25日に株式会社ゼンリン様と「緊急物資輸送に関する連携協定」を締結し検討してまいりました。
中津川地区は、地形の特性上モバイル通信が不安定な環境であり、従来のモバイル通信を利用したドローンでは物資を配送することは困難でした。
そのため、衛星電波「Starlink(スターリンク)」を活用した配送を行うこととなりました。
災害時における衛星電波「Starlink(スターリンク)」を活用したドローン配送は全国初となります。
週に1回の定期配送を予定していますが、ご協力いただく株式会社ゼンリン様、KDDI株式会社様、KDDIスマートドローン株式会社様、株式会社エアロネクスト様、生活協同組合コープみらい様、株式会社ちちぶ観光機構様、ウエルシア薬局株式会社様らとともに、中津川地区の皆さまに少しでも安心な暮らしを届けられるよう支援してまいります。
また、この中津川地区で行われる全国初の試みが、全国の過疎地や被災地で応用されることを期待しています。