このたびの秩父市長選挙において、多くの市民の皆さまからのご支援・ご支持を賜り、秩父市政のかじ取り役を務めさせていただくことになりました。その責務の重大さを痛感し、身の引き締まる思いでありますが、選挙中に掲げた公約の実現と、市政進展、市民福祉の向上に全力で取り組んでまいります。
新型コロナウイルスの終息が見えない中にあって、安全で安心して暮らせる社会を実現するためには、経済の活性化・雇用の創出、道路やインフラの整備、財政の健全化など幅広い視点で施策を進めなければなりません。基本的な考え方として、市民目線に立ち、情報公開を積極的に推進するとともに、何ごとにもスピード感を持って対応し、行政が持っている資産を有効に活用するなど大胆に変える姿勢で臨み、財政の健全化に積極的に取り組みます。
そして、少子高齢化が急速に進む中、高齢者が健康で生き生きと暮らせる環境の支援や、次世代を担う子どもを産み育てやすい社会を構築するため、経済的負担の軽減を図ります。また、人を愛し、郷土を愛し、国を愛する当たり前の精神を着実に伝え、時代に即した新たな風にも柔軟に対応、心の教育を実践し世界で活躍できる「ちちぶっこ」を育てるなど、誰もが夢や希望を感じることのできる取り組みを進めます。
さらに、地域の歴史や文化を活用した観光振興や、地域の強みを掘り起こして新たな価値を見出すなど、その地域の良さを社会全体の活性化につなげます。中心市街地の活性化や秩父夜祭を核とした観光開発など、まだまだ可能性を秘めているものが多く点在しています。秩父市にゆかりのある美術家や芸術家などを世界に向けて発信するための施設の設置やスポーツ施設の充実などと併せて、市民の皆さまの意見を聞きながら、一緒に取り組んでまいります。
今、市民の皆さんに最も重要なことで関心が高い、新型コロナウイルス感染症対策については、秩父郡市医師会にご協力いただくとともに、国や埼玉県との強力なパイプを最大限に生かし、ワクチン接種を希望される方が確実に接種できるよう、秩父地域におけるコロナへの体制をしっかりと整備します。
私は、地元秩父市の発展のために、秩父市議会議員・埼玉県議会議員を通じた20年以上の政治経験と、これまで培った人とのつながりを生かし、これからも山積する諸問題を迅速かつ的確に解決すべく努力してまいります。
今後も、市民の皆さまとの信頼関係のもと、身近で開かれた市政を展開し、「秩父に活力を!」与える市政運営に徹してまいりますので、皆さまの一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任のあいさつといたします。