国際産業連携推進事業

 市では、友好関係にある海外の都市との国際産業連携事業を推進しています。平成24年度には、産業連携交流都市であるスウェーデン王国シェレフテオ市、姉妹都市である大韓民国・江陵(カンヌン)市と、平成26年度にはシェレフテオ市との産業交流事業を行いました。

スウェーデン王国・シェレフテオ市との交流


 平成19年に秩父市とシェレフテオ市とは産業連携交流協定を締結し、これまでに相互訪問や交流事業を実施してきました。平成24年度は、両市の伝統的織物をテーマとした展覧会を相互に開催し、文化の相互理解の促進と織物技術の交流を図りました。平成26年度には、北欧デザインと秩父銘仙のコラボレーションによる新製品開発を行いました。

「シルク&ウール~布の文化」展をスウェーデンで開催

 平成24年8月19日(日)~9月30日(日)の間、シェレフテオ博物館で開催した同展では、秩父地域の伝統的絹織物「秩父銘仙」とスウェーデンの伝統的毛織物「ヴァドマール」を同時に展示しました。秩父市からは、ちちぶ銘仙館に所蔵する大正・昭和時代の着物、織機、写真パネルなどを展示したほか、秩父市の織物技術者による実演を披露しました。このように秩父銘仙が海外で本格的に展示されたのは、初めてのことでした。期間中には、約1,500人の入場者があり、会場内で実施した絹織物製品の販売額は20万円以上に上りました。
 また、現地では、スウェーデン人の織物技術者と秩父市の技術者が交流を図り、今後の技術交流の機会とすることができました。


「シルク&ウール~布の文化」展を秩父市で開催

 平成24年11月2日(金)~12月4日(火)の間、ちちぶ銘仙館において同展を開催しました。11月2日の開会日には、シェレフテオ市から6名の公式訪問団が来秩し、盛大に開会式典が開催されました。スウェーデン人の織物技術者による毛糸紡ぎの実演も披露されました。
「シルク&ウール」展

「シルク&ウール~北欧の柄、秩父の技」展を秩父市で開催

 平成26年度には、秩父銘仙技術者とスウェーデン市在住のデザイナー・工芸家との交流により、共同で新たな織物製品の開発を行いました。スウェーデン人デザイナーが考案した5種類の図柄を使い、絹糸と毛糸を素材として、秩父銘仙の技術を活用した織物を制作しました。
 完成した作品21点は、平成27年2月20日(金)~3月8日(日)まで、ちちぶ銘仙館で開催した「シルク&ウール~北欧の柄、秩父の技」展で公開しました。数々のメディアに掲載されたこともあり、会期中には1,531人もの入場者がありました。これまでにない北欧デザインの秩父銘仙は若年層の方々にも好評でした。
 平成27年夏には、スウェーデンのシェレフテオ博物館において同展が開催される予定です。




大韓民国・江陵(カンヌン)市との交流

 

 秩父市と江陵市とは、昭和58年に姉妹都市提携を締結して以来、相互訪問や文化交流事業を行ってきました。平成24年度は、江陵市で開催される国際イベントに出展し、秩父産菓子のプロモーション活動を実施しました。海外への販路開拓を目指す企業グループの取り組みを支援するとともに、姉妹都市交流の新たなステップとして、産業連携の本格化に取り組みました。

「2012江陵ICCN世界無形文化祝祭」に出展

 平成24年10月19日(金)~23日(火)の間、江陵市で開催された「2012江陵ICCN世界無形文化祝祭」に、秩父地域の産学官連携団体FIND Chichibuと秩父市が共同で出展しました。今回のイベントでは、秩父地域の地域資源である「秩父カエデ糖」、「ちちぶ太白いも」を用いた菓子の合計6品目のプロモーションおよび販売を行いました。このように秩父産の菓子が海外で本格的にプロモーションされるのは、今回が初めてのことです。市内の菓子業者4社が参加し、秩父産菓子は現地でも好評を博し、早々と完売し、海外への販路拡大が期待できることを実証しました。
 また、世界各国が参加するこのイベントで、日本の子ども遊びである「だるま落とし」、「折り紙」等の紹介も行い、地元韓国の子どもたちに大人気となりました。

秩父ブース
巨大だるま落としも大人気