市長ブログ(平成25年)

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Thursday, June 27, 2013」で絞込み

 先日、(株)あしぎん総合研究所(ARI)常務取締役主席研究員の豊田晃氏の講演をお聴きしました。アノベノミクスは是か非か、国民の間で議論されておりますが、地域経済の研究をされている専門の方から「アベノミクスと地域経済」についてお話を聴くことができました。「アノベノミクスとは、3つの矢を射って日本経済を立て直すことだ。その第1の矢は金融政策で、2年間で2倍の通貨を供給すると共に、2年で前年度比2%の物価上昇をめざす。第2の矢は財政政策で、機動的な財政出動により公共事業の拡大を行う。第3の矢は成長戦略で、女性の活躍と規制緩和、設備投資を拡大し、民間活力を喚起する。これにより現状として、マーケットで好感が呼び起こされ、円安・株高に潮目が変わってきている。具体的には、トヨタ自動車は1兆8千億円の営業利益を見込み、富士重工業・パナソニックなどの大手企業の業績改善が期待され、大手企業の従業員給与や賞与も改善し・景況感が全般に好転してきている。そのため、平成25年度の景気は回復基調でたどると予測する。一方、アベノミクスの影として、 円安に伴うコストは上昇し、会社経営は厳しくなると予測する。事実として、ARIからの企業アンケートでは、円安でプラスと答えた会社は17.5%、マイナスは43.4%であった。その理由として、 燃料費の増加と仕入れ価格の上昇、マーケットの不安心理が拡大、長期金利上昇が挙げられており、デフレ脱却は難しいと考える。今後の日本経済の課題として、(1)少子高齢化の進展でマーケットの縮小と活力全体が低下(2)国債価格の下落や金利上昇で財政は悪化(3)エネルギー政策の不安定、特に、原発稼働の是非や再生可能エネルギーの行方はどうするのか(4)輸出不振、LNG等の輸入拡大で貿易の赤字体質が定着化してしまうのではないか(5) 産業競争力の低下が懸念され、構造改革や規制緩和への道筋はどうするのかという5点を指摘したい。いずれにしても、政府は税収が43兆円に止まっているにもかかわらず、92兆円もの歳出をどのように抑えるのか、今後注目して行かなければならない。」
 私自身、アノベノミクスはある程度の結果が出ていますので評価したいと思います。しかし、昨年と比べての株価の上昇(不安定ではありますが)は、実態経済が伴っておらず、果たして参議院議員選挙まで持つか疑問を感じますが、いずれにしても実態経済を好転させるには、地域の中小企業の底上げが必要だと考えます。地方自治体としても、できるだけ地元の会社を応援したいと思います。

2013年6月27日

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