市長ブログ(平成23年)

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ジオパーク秩父 ジオツアー
 秩父は周りが山に囲まれた盆地です。約1,500万年前、関東平野を覆う海は秩父まで入り、「秩父湾」を形成していました。その証拠として、クジラやサメの化石が発見されています。約259万年前、新生代第三紀が終わるころには海が退き、秩父地域は陸地となりました。さらに東側が隆起して地下深いところにあった変成岩が現れ、東秩父の山がせり上がり、今の秩父盆地が形成されました。地質学的には、東の山が約8,000万年前の変成岩、他の山は約2億年以上も前のもので、盆地の中央は約1,500万年前の地層だそうです。尾田蒔丘陵は約50万年前の火山灰が積もることででき、羊山丘陵は約13万年前に形成されました。武甲山の石灰岩は、遠い大平洋の彼方にできた貝殻などの堆積物がプレートにより運ばれたもので、大滝の鉱山は、秩父地域で地震が活発だった約1億年前、そして、火山活動の舞台であった約500万年前に、マグマの貫入によって形成されました。このように、多種多様に渡る地質の成り立ちの違いが、秩父地域の多様な地形を創出してきたといえるのです。

 また、地質の上には、何百年にわたって人々の文化が形成されてきました。さまざまな地質と文化を巡る旅を、「ジオツアー」といいます。その一部をご紹介いたしますと、『一味違った札所巡り』では、金昌寺の奥の院にある蛇紋岩と不整合、龍石寺の1,500万年前の地層、札所28番橋立堂の鍾乳洞、34番水潜寺の石灰岩の洞窟等々、貴重な自然が信仰によって長い間保全されてきたことを知ることができます。またツアーでは、他にも、朝廷に献上した銅の採掘場跡がある黒谷の和銅遺跡、長瀞の岩畳、皆野町などにある巨大なポットホール、小鹿野町「ようばけ」とおがの化石館なども、多くの参加者に好評をいただいております。
 地元の子どもたちを含め、遠くの子どもや大人にも、秩父の美味しい食を味わいながら「ジオツアー」を楽しみ、今後、多くの方々に「ジオパーク秩父」を体験していただけるよう願っております。

2011年9月30日

日本ジオパーク全国大会 日本ジオパーク全国大会
 大地は、その土地の地形・地質に根ざした植物・作物を育み、そこで生きる人々の営みを支えてきました。ユネスコが支援している「ジオパーク」は、かけがえのない大地の遺産を保全し、活用していく取り組みです。地質資源を守りながら、ジオツアーなどを開催して新たな収入の道をつくるとともに、ジオツーリズムを新たな観光産業へ発展し地域活性化の礎となることを目指します。
 秩父地域では、昨年2月に「秩父まるごとジオパーク推進協議会」が発足し、30の諸団体が「目指せジオパーク秩父」の方針のもとで活動してきました。今までの取り組みが評価され、9月5日に日本ジオパークに認定を受け、このたび北海道洞爺湖で開催されました日本ジオパーク全国大会で認定証が授与されました。大会では、秩父を含めて新たに、白滝、伊豆大島、霧島、男鹿半島・大潟、磐梯山、茨城県北、下仁田、白山手取川の9地域が認定されました。認定を契機に、秩父ジオパークを世界に発信していきたいとの夢を今から描いております。

2011年9月29日

 私が今、尊敬している人のひとりに、信念という言葉を教えていただいたスティーブ・ジョブズ氏がいます。スティーブ・ジョブズ氏を知っている方は少ないかもしれませんが、最近、若者を中心に後ろにリンゴマークが付いている携帯電話を企画から製造まで社長として携わった方です。今回の視察の移動中に、「世界を変えるリーダーシップ、ジョブズに学ぶ指導力の極意ジョブス・ウエイ」という本を読みました。市役所職員のパソコンはウインドウズですが、私は1990年代のはじめの頃からマッキントッシュを使い、機械だけでも7台位自宅にあります。初期のマシンは突然動かなくなり(フリーズ)深夜まで四苦八苦しましたが、ユニックス(UNIX)を基本としたオーエス・テン(OS X)により、ウインドウズとは比較にならないくらい快適に動きます。
 その彼の信念とは、現場主義に徹したこと、できる確信したことは何が何でもやり遂げることです。製造担当者と一体となって製品作りを行い、製品はあくまでもシンプルで取り扱い説明書も小学1年生が分かる位の内容をめざしています。例えば、よく使う携帯電話は前面にボタンが一杯並んでいますが、アイフォンではボタンがたった一個だけです。彼は、その会社を立ち上げ、アイマック、アイポット、アイフォーン、アイパッドと世界的なヒット商品を打ち出し、今ではマイクロソフトを抜き世界第2位の会社まで成長させました。行政経営と企業経営は異なりますが、それぞれの部署で情熱のあるメンバーが知恵を出し合い多くの課題に立ち向かっていけば、最良の市民サービスができると彼から教わった次第です。

2011年9月28日

遠野市視察1 遠野市視察2
  木材の利用拡大のために、日本での先進地である岩手県遠野市にある木材の供給モデル基地を、前々から視察したいと考えていましたが、今回、被災地支援の一環として秩父林業対策協議会でこの視察が実現いたしました。まず、遠野市は、人口約3万人、面積が825K平方メートル(秩父市577K平方メートル)であり、このうち森林面積が約83%(秩父市約87%)です。この木材供給モデル基地ですが、地域内の川上から川下までの木材関連産業が有機的に結合した、遠野式循環型林産業の新システムを実現した木工団地とのこと。森林組合と新たに設立された7事業体から成り、平成4年度に国の林業構造改善事業の指定を受け、平成5年度から15年度にかけて遠野市青笹町地内26.5haに約78億円(うち市費約21億円)の事業費で整備されたそうです。敷地内には、原木の集出荷、製材、部材製造、プレカット、集成材加工、ドアなど建具や家具の製造、さらには林業の情報集約と発信など大型施設が点在し、原木の集積から加工、販売まで全て賄うことができ、木材利用の出口を完成させたことで全国から注目されています。
 秩父地域の場合は、県内有数の民間製材所があり、木材の県内調達が約20,000㎥、県外が約17,000㎥であり、そのうちの製材品となるのは8割で、県内へ約7割、県外へ約3割が出荷されています。
 そこで、秩父市では秩父産木材の利用拡大を目指して「秩父市公共建築物における木材の利用の促進に関する方針」を決定しました。公共建築物では、すでに影森小学校や影森公民館などの内装木質化を行っていて、今後建設される尾田蒔小学校でも内装だけでなく外装の一部にも木材を使用する予定です。今後はこの方針をもとに、公共建築物から民間住宅へ進展させ、木材利用の出口を盤石なものにして、林業が秩父地域の基幹産業の一つとして確立し、雇用の確保につなげていきます。このことは、私の政策の基本方針でもあります。
 そのような趣旨からも、この度の視察は、秩父から約10時間の長旅ではありましたが、将来の秩父地域の木材利用拡大のために大変参考になりました。ご協力いただいたモデル基地の皆さま、ご対応ありがとうございました。また、今回の大震災で遠野市役所は、倒壊の危険となり現在分庁化を余儀なくされているとお聞きしました。今後の遠野市のご発展をご祈念いたします。

2011年9月27日

2011年9月26日 定例記者会見

記者会見のようす
 本日、定例記者会見がありました。会見あいさつでは、9月29日の北海道洞爺湖有珠山「第2回日本ジオパーク全国大会」において、日本ジオパークの認定を受けた秩父地域に対し認定書の授与があること、産業廃棄物最終処分場建設反対都市宣言をしたこと、基準値以下となった放射性セシウムを含んだ下水汚泥の搬出が再開されたこと、本庁舎・市民会館の被災度調査を行うこと、歴史文化伝承館2階の夜祭観覧を今年は中止すること、荒川総合支所へ地域整備部の移転を進めることなどについて申し上げるとともに、10月15日と16日の「環境フェスタちちぶ2011」のご案内などを行いました。
 また、第3回秩父広域市町村圏組合理事会が開催され、10月3日に開催する広域議会臨時会に提出する議案3件が理事会で承諾されました。夜には、ちちぶ医療協議会設立会議が行われ、秩父地区の医師教育について話し合われました。
 明日から、私は、岩手県遠野市を視察した後に、北海道洞爺湖で行われる日本ジオパーク大会に出席してまいります。現地からブログを書かせていただきます。お楽しみに。

2011年9月26日

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