市長ブログ(平成23年)

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2011年7月14日 「氷雪の門」をみて

氷雪の門
 北海道稚内市の稚内公園内には、かつて日本領土だった樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑である「氷雪の門」が建立されています。訪れた方も多いと思いますが、ここははるか彼方に樺太(サハリン)を臨むことができます。樺太は、日露戦争後、ポーツマス条約により北緯50度線を境界に南北に分割され、南樺太が日本の領土となりました。その後、王子製紙などの企業が進出して、南端の真岡町などには多くの日本人が生活していました。第二次世界大戦が始まり、日本の敗戦が色濃くなった1945年8月9日、ソビエト連邦は日ソ中立条約を一方的に破棄して南樺太へ侵攻を開始しました。居住していた日本人は、群をなして真岡町に向いました。8月15日には玉音放送により終戦が告げられましたが、その後もソ連軍の侵攻は続き、8月20日には真岡への上陸掃討作戦により多くの民間人が命を落としました。真岡の若き女性電話交換士たちは、電話が繋がっている以上ここに残ることを決意し「みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら…」を最後に追い詰められ、自ら青酸カリによる集団自決をいたしました。

 上林富夫議員の一般質問を機会にこの映画をじっくり見る機会を得ました。私にとって、南樺太でのこの事実をしっかり受け止めなければならず、だからと言って「日本は悲惨」だけとも思えず、やはり「戦争」という行為の虚しさ、悲しさが心に重くのしかかりました。また、映画の中で「あなたが生き続けて欲しいので私は死ぬだろう」という、愛する人に宛てた言葉がありました。現代を生きる我々は、過去に数知れない多くの方々の犠牲があって今があること、この事実をしっかり心に刻まなければならいと感じました。

 秩父市立図書館にてこのDVDの貸出しができるよう準備しておりますので、夏休みにご家族でご覧になり平和について語り合ってみてはいかがでしょうか。

2011年7月14日

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