平成28年度教育長からのメッセージ

平成28年度新谷教育長のメッセージ
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 リオ・オリンピックが開幕し、連日、日本人選手の活躍の様子が報道されています。そんな中、アンチオック市に交流派遣されていた5人の中学生が、アメリカでの14日間の滞在日程を終え、無事、気温37.3度の秩父市に帰って来ました。本当にお疲れ様でした。アンチオック市はカリフォルニア州サンフランシスコ郊外にある都市。秩父市と姉妹都市の関係にあり、青少年派遣交流を行っています。本年度、秩父市から派遣された5人の中学生は、ホームステイをしながら、アンチオック市内視察、サンフランシスコツアー、ホストファミリーとの交流など多くの経験をし、思い出をつくったことと思います。
 社会のグローバル化が進む中、若い時期の外国での経験は大変貴重です。外国の人々と直接触れ合うことによって、その国を理解するとともに、英語ができることの素晴らしさ、コミュニケーションの楽しさを体感できます。今回、参加してくれた5人の中学生と送り出していただいた保護者の皆さんに敬意を表したいと思います。
 さて、先週、中央教育審議会の教育課程企画特別部会から、本年度中に改訂が予定されている次期学習指導要領の改訂案の全体像が示され、大きく報道されました。特に、英語力育成については、小学校の外国語活動について、現在の5年生からを3年生からに前倒し、5年生からは、新たな教科・外国語(英語)を新設するもので、今回の改訂の大きな目玉になるものと思われます。秩父市においては、この夏の英語教員の研修を小・中学校の教員が一緒に取り組みました。今後、小・中学校間の関連を図った指導を行うためにも、このような取組を強めるとともに、英語力向上に係る取組を充実する必要があると思っています。
 現在の小学校の外国語活動は、英語に慣れ親しみ、コミュニケーション能力の素地を養うため、楽しく充実感を持てるよう工夫されています。審議のまとめ(案)によると、新設される教科・英語については、これまでの、「聞くこと」、「話すこと」に加え、「読むこと」、「書くこと」の4領域とするとされています。これまでの外国語活動の実績を活かして、子どもたちが楽しく学べ、かつ、中学校の英語への段階的な橋渡しができるものとなるよう授業の進め方等を研究していく必要があると考えています。
 グローバル化に対応し、秩父市の子どもたちの英語力向上にしっかりと取り組みます。

2016年8月10日

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