人々の願いをこめて 龍が昇る 「龍勢祭」

人々の願いをこめて 龍が昇る 「龍勢祭」

龍勢祭

 
 平成23年10月9日(日)、下吉田の椋神社例大祭の付け祭りである「龍勢祭」が行われました。今年フジテレビで放映された、秩父を舞台設定のモデルとした人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(通称:あの花)」の中で龍勢が取り上げられたこともあり、今回は過去最高の約11万1,300人の人出を数えました。

龍勢祭2 龍勢祭3

 
 龍勢が打ち上げられる前、口上櫓(やぐら)の上では、さまざまな想いを込めた口上が述べられます。次代の秩父を担う地元中学生が抱く未来への希望、100歳を迎えたおばあさんへの家族の祝福、東日本大震災の犠牲者へ届ける鎮魂の想いなどが、龍勢に乗って空へと解き放たれます。

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 今回、特に盛り上がったのは、アニメ「あの花」ファンの願いを乗せた龍勢。アニメに登場するキャラクター「めんま」の声を演じた声優・茅野愛衣さんが口上を務め、ファン約1,000人の願いごとが書かれたカードを搭載した龍勢が、見事に空へと放たれました。関係者の皆さん、アニメファンの皆さん、地元の皆さん、観光客の皆さんの心がひとつとなって大歓声が巻き起こり、大変感動的な瞬間でした。

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 この日、伝統を受け継ぐ27の流派が、丹精込めて作り上げた30本の龍勢が打ち上げられました。絶えることなく伝えられる技と心が、毎年多くの人々の心を捉えます。打ち上げに成功するものもあれば、中には失敗してしまうものも。祭りが終わると、また来年の祭りまでの一年間、試行錯誤を繰り返しながら龍勢が作り上げられていきます。