がんばる、子どもたち!~伝統を未来につなぐ~

がんばる、子どもたち!~伝統を未来につなぐ~

民俗芸能大会1

 1月15日、「子どもちちぶ学士・子どもちちぶ博士・秩父市子ども伝統芸能伝道師」称号授与式と「秩父市民俗芸能大会」が開催されました。


 「子どもちちぶ学士(小学生対象)」・「子どもちちぶ博士(中学生対象)」は、自然や文化、歴史や産業など、郷土に関する調査や研究に取り組み、顕著な成果を収めた児童・生徒に授与されます。

 「秩父市子ども伝統芸能伝道師(小・中学生対象)」は、秩父市に古くから伝わる伝統芸能継承、普及に継続的に取り組んでいたり、伝統芸能に関する優れた知識・技能を持ち、他の模範となる児童・生徒に授与されます。

民俗芸能大会2 民俗芸能大会3

 平成28年度子どもちちぶ学士は7人、子どもちちぶ博士は1人、合計8人が称号授与されました。理科、社会、国語、家庭科などの分野での研究の成果が評価されました。ちなみにジオパーク分野の研究に取り組んだ子どもについては、「子どもちちぶジオ学士(博士)」になります。

 秩父市子ども伝統芸能伝道師は、小・中学生181人が称号授与されました。神楽、歌舞伎、秩父屋台囃子、獅子舞など日々熱心に取り組んだ成果が認められました。


 授与式の後には、民俗芸能大会が開催されました。

民俗芸能大会4 民俗芸能大会5

 黒谷獅子舞こども教室による「本三拍子(ほんさんびょうし)」が演じられました。黒谷の獅子舞は、足の動きが揃っていることが特徴だそうです。小学生による2頭の雄獅子と1頭の雌獅子が元気いっぱいに舞います。角がある獅子が雄になります。

民俗芸能大会6 民俗芸能大会7

 「入違い(いりちがい)」です。2頭の雄獅子の間を雌獅子が入れ違います。中学生による獅子舞は、高さがあり、力強さも感じられました。


民俗芸能大会8 民俗芸能大会9

 続いては、影森中学校による「浦山の獅子舞」です。影森中学校では、4年前から総合学習として浦山の獅子舞における伝統芸能継承活動に取り組んでいます。大雄獅子・雌獅子・雄獅子の他に道化・花笠・笛・歌なども中学生が行っています。獅子が喜び勇んで花笠に舞う「花懸り(はながかり)」が舞われました。

民俗芸能大会10 民俗芸能大会11

 浦山の獅子舞の特徴は、全身を使って飛び跳ねるダイナミックさです。力強く舞う様子に、観客から「かっこいい」という声が聞こえてきました。


民俗芸能大会12 民俗芸能大会13

 演目の間に獅子舞保存会のお話があり、獅子舞の時に着る袴のような衣装は、「軽衫(かるさん)」と呼び、ポルトガル由来だそうです。左は黒谷の獅子舞、右は浦山の獅子舞ですが、比べてみると衣装に特色があることがわかりました。


民俗芸能大会14 民俗芸能大会15

 最後に、花の木小学校歌舞伎クラブによる「吉例曽我対面 工藤館之場(きちれいそがのたいめん くどうやかたのば)」が演じられました。花の木小学校歌舞伎クラブは、平成15年に上町屋台で先輩たちの歌舞伎を見た児童たちが「ぜひ歌舞伎をやってみたい」ということで発足したそうです。歌舞伎の化粧・衣装を着た子ども役者の演技に引き込まれていきます。

民俗芸能大会16 民俗芸能大会17

 役者が大見得を切る様子に、大人も子どもも釘づけです。シャッターを切る音が多く聞こえました。


 称号授与式や民俗芸能大会を見て、「自分もほしいから、がんばろう」「伝統芸能をやってみたい」と思う人が、次の担い手です。未来へと続くバトンがずっとつながり続けることの大切さを考える時間になりました。