

本日でいよいよ平成28年の仕事納めとなります。朝、職員を前に行った年末訓示で、「今日は安倍首相が真珠湾を訪問し、素晴らしいスピーチを行った歴史的な日である。今年を振り返れば、日本国内では熊本と鳥取で記録的な地震災害が発生し、熊本県へ秩父市からも職員を派遣し救援協力などを行った。秩父地域全体では、4月に広域水道がスタートし、新火葬場が10月から供用開始となった。秩父市では、新市民会館・新庁舎が間もなく完成など、秩父地域、また秩父市にとって歴史的な年となった。来年は、この歴史に残る『土台』をいよいよ『運用』・『充実』・『発展』をしていく年となるよう、職員一丸となって頑張っていただきたい。私もそのために心血を注ぐ覚悟である。市民を守り、日本一しあわせな秩父を創り上げるためにも頑張っていこう」と私の思いを伝えました。


先日、京都府の株式会社川島織物セルコンに行ってきました。新秩父宮記念市民会館大ホール「フォレスタ」のステージに吊り下げられる緞帳の補修状況を視察するためです。
この緞帳は、旧市民会館の大ホールで使用していたものを、新しいホールに合わせ仕立て直し、使用するものです。もとの緞帳も川島織物セルコンで製作し、旧秩父セメント株式会社様からご寄贈いただきました。
現地で見た緞帳は、本当にすばらしいものでした。この緞帳が掲げられるのを今から楽しみにしています。
川島織物セルコンは、創立して173年経ち、日本では初めての宮内庁ご用達のお店です。天皇陛下も二度もご行幸されています。このような会社で作られた作品を使わせていただくことを光栄に思うと同時に、今回、緞帳を仕立て直し、ご寄贈いただく、太平洋セメント株式会社様、秩父太平洋セメント株式会社様に感謝いたします。



「新しい市民会館のPRと誕生への雰囲気を盛り上げるために、一緒にプレイベントを企画してみませんか?」この呼びかけに、12人の市民の方に手を挙げていただき、「秩父宮記念市民会館プレイベント企画運営委員会」が動き始めました。
「プレイベント」とは、新しい施設がオープンする前に行われるイベントや広報活動のことです。秩父市では、これまでに「オペラ公演」、「工事現場見学会」、テレビ朝日様の協力を得ての「講演会」、市内の子どもたちが描いた絵を工事現場の仮囲いに飾る「仮囲いペイント」、そして先日開催された「クリスマスマーケットとコンサート」など、さまざまなプレイベントを企画し、新市民会館のPRを行ってきました。そして、いよいよ来年3月26日には開館記念式典を開催します。
その後、皆さんに安全に、そして思う存分にご利用いただける環境を整え、来年夏には本格的なオープンを迎えるよう準備を進めます。
これまでご尽力いただいた委員の皆さまに感謝するとともに、完成を待ち望んでいる皆さんから愛着を持って親しんでいただけるような市民会館にしたいと考えています。



秩父市では、今年度より、大田小・中学校を研究校にして、授業の中でICT(情報通信技術)を効果的に活用し、指導方法の改善を図る研究に取り組んでいます。この研究は、タブレットやパソコンの画面をプロジェクタや実物投影機等を使い、さまざまなデジタル教材を拡大して提示したり、撮影機能を活用したりして、子どもたちにとって分かりやすい授業にしていこうというものです。
大田小学校の5・6年においては、1人1台のタブレットを使用し、教育支援ソフトを用いて一人一人の課題に応じたドリル学習にも取り組み始めました。
教育におけるICTの活用は、子どもたちの学習への興味・関心を高めるとともに、わかりやすい授業の提供や子どもたちの主体的・協働的な学びを実現するためには効果的であり、学力の向上にもつながるものと期待しています。