停電時における熱中症予防について
台風等による停電により、扇風機やエアコンが使用できない時の対策については、以下のような対応をお願いします。
こまめに水分を補給する
室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を補給する。
大量に発汗する状況では、経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)など、塩分等も含んで補給する。
室内では
遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する。
向き合う窓を開けるなど、風通しをよくする。
外出時には
日傘や帽子の着用する。
日陰の利用、こまめな休憩をとる。
天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える。
からだの蓄熱を避けるために
通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する。
保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす。
令和2年度の熱中症予防行動
今夏は、新型コロナウイルスの出現に伴い、これまでとは異なる生活環境下であることから、例年以上に熱中症に気をつけることが重要です。
感染防止の3つの基本である(1)身体的距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策をこれまで以上に取り入れた生活様式を実践することが求められています。
熱中症予防行動について、環境省と厚生労働省において、資料を下記のとおり作成しましたので、ご覧ください。
令和2年度の熱中症予防行動(環境省、厚生労働省リーフレット)
令和2年度の熱中症予防行動の留意点について
熱中症予防5つのポイント
1 高齢者は上手にエアコンを
高齢者や持病のある方は、暑さで徐々に体力が低下し、室内でも熱中症になることがあります。節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。
周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気を付けてください。
2 暑くなる日は要注意
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発症します。
特に、梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さに慣れていないため要注意です。
また、夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなってしまいます。猛暑の時は、エアコンの効いた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。
3 水分をこまめに補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。
汗には塩分が含まれています。大量の汗をかいたら、水分とともに塩分も取りましょう。ビールなどアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、逆に危険です。
また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに!
4 「おかしい⁉」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、命が危険になることもあります。
「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、医療機関に相談しましょう。
5 周りの人にも気配りを
自分のことだけでなく、ご近所で声を掛け合うなど、周りの人の体調にも気を配りましょう。
スポーツ等行事を実施する時は気温や参加者の体調を考慮して熱中症を防ぎましょう。
※「熱中症予防5つのポイント」は、埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター、さいたま市立病院救急科の協力をいただいて作成したものです。
熱中症予防リーフレット(埼玉県ホームページ)
リンク
熱中症予防情報サイト(環境省ウェブサイト)
熱中症関連情報(厚生労働省ウェブサイト)
スポーツ庁ウェブサイト
熱中症予防対策(埼玉県ホームページ)
関連情報